「生物は時間を逆行している」実際に逆行しているわけではないが、そう見える。なぜなら、生物は目的を持っているからだ。実際に目的を持っているわけではなく、持っているように見えるだけだが。とはいえ、目的は時間に逆行する。目的は未来にあり、それに向かって事が収斂するからだ。もちろん、実際には目的を理解する知性体が、その行動を担うだけであり、環境をも含めれば、物理的には何も逆行していないのだが。
「生物は時間を逆行している」実際に逆行しているわけではないが、そう見える。なぜなら、生物は目的を持っているからだ。実際に目的を持っているわけではなく、持っているように見えるだけだが。とはいえ、目的は時間に逆行する。目的は未来にあり、それに向かって事が収斂するからだ。もちろん、実際には目的を理解する知性体が、その行動を担うだけであり、環境をも含めれば、物理的には何も逆行していないのだが。
おもしろい! 私は「生物とはエントロピー増大の法則に反する(ことをしているように見えることもある)存在」だと言えるのではないかと、漠然と考えていました。
そうですね、生物は生きている間は自分の形を保って居られますが、死ぬとエントロピー増大に従って崩壊するのみです。生きている間はエントロピー増大に逆らってるわけですね。 もちろんそのエントロピー減少は局所的であって、生物を取り巻く環境も含めると、全体としてはエントロピーが増大しているわけですが。 生物の体自体だけでなく、行動によって環境を変えて行く作用でも、局所的なエントロピーの減少は見られます。秩序ある形状の巣を作るとかですね。人間の場合はもっと器用に色々な物を作りますが、エントロピーが低い秩序立った構造のものを作りますよね。